【MMD講座】#8 MMDモデルを作ろう ①PMCAを使ってモデルを作ろう
こんにちは。堀子町理機です。
今回からは、MMDモデルを作っていきましょう!
この記事は、前回までの記事を読んでいることを前提に書いていますが、
MMDが何か知っていればこの記事の内容を理解できるはずです。
「MMDって何?」という方は、この講座の一番最初の記事を読むか
「MikuMikuDance」でググってください。
MMDモデルについて(読み飛ばしてOK)
MMDのモデルは3D です。
3Dモデリングソフトを使って形を作って、
ボーン(人間でいう骨、関節に当たるもの)を付けて……
なんか、ややこしい。
正直、私もよく分かりません。
今回使う「PMCA」は、
こんなめんどくさくて、ややこしいことは考えずにMMDモデルが作れます!
PMCAのダウンロード、起動
PMCAはこちらからダウンロードできます↓
ダウンロードできたら、展開しましょう。
展開できたら、「run.bat」(画像、青で囲んであるやつ)
をダブルクリックして開いてください。
中に入っているのはPMCAを動かすものがほとんどです。
りどみは読んでください。
りどみ以外は無視してOKですが、捨てないでください。
このような2つのウィンドウが出てきたらOK。
黒い背景に白い文字が書かれているウィンドウも出てきますが、
非表示にしておきましょう。
でも、このウィンドウがPMCAを動かしているので、
このウィンドウは閉じないでください。
モデルづくり
まず、左上の「ファイル」→「新規」をクリックしてください。
背景が黒い方(以下、View)のウィンドウに表示されていたモデルが消えましたよね。
ここから、モデルづくりスタートです。
パーツ選び
白っぽい方のウィンドウ(以下、本体)でモデルを作ります。
左上の「ファイル」の下に「Model」というものがあります。
ここで、モデルのパーツを選びます。
「Model」に「#root」というものがありますよね。
これがモデルの胴体に当たる部分です。
右側のパーツから選び、クリックしてください。
クリックすると、選んだパーツがViewに表示されるはずです。
他のパーツをクリックすると、クリックしたパーツが表示されます。
右側一番下の「#None」をクリックするとパーツが消えます。
#rootを選ぶと、左側に「#head」(頭)や「#hand」(手)などの項目も出てきます。
色々クリックして、好みのパーツを探してください。
一つ、注意してほしいことがあります。
「#arm」の「腕01b」「腕01s」、「#hand」の「手01b」「手01s」
の「b」と「s」の違いは、
「ボーン制御の指」か「スキン制御の指」か、です。
「ビッグ」「スモール」ではありません。
私、勘違いしていました……
MMDの多くのモデルは、「ボーン制御の指」をもっているので、
特に理由が無ければ、「腕01b」「手01b」を選ぶと良いと思います。
この説明では、よくわからない人が多いと思いますが、
とりあえず#armは「腕01b」、#handは「手01b」を選べばOK。
#〇〇_acce(#head_acceなど)は任意で付け加えするパーツです。
でも、#body_acceの「全親ボーン」と、スカートの場合は「スカート剛体」を
付け加えておいてください。
後々役立つ(かもしれない)パーツです。
色やデザインを決める
全てのパーツを選び終わったら、
左上の「ファイル」の下の「Color」をクリックします。
ここでは、パーツの色やデザインを変更できます。
(例:セーラー服のスカーフの色 赤⇔シャンパンゴールド)
Viewを見ながら好みに合うように変えてみてください。
モデルの名前
色、デザインも決定したら、「Color」の右隣の右隣にある
「Info」をクリックしてください。
「Transform」は無視してOKです。
「PMCAモデル」と書かれているところにはモデル名に当たる部分です
MMDでそのモデルの名前として表示されます。
モデルの名前を書きましょう。
下の枠は、モデル読み込み時に表示されるコメントです。
何を書いてもいいと思います。書かなくてもOKです。
モデル保存
モデルを保存する前に、モデルを入れるフォルダを作っておきます。
なぜなら、PMCAのモデルは一つのファイルではないからです。
テクスチャという画像ファイルも同時に保存されます。
(テクスチャについては、次回説明する予定です。)
モデル名のフォルダを作っておきましょう。
このフォルダはMMDのフォルダ、
「UserFile」内の「Model」内に作ると良いでしょう。
フォルダが準備できたら、モデルを保存します。
左上の「ファイル」→「モデル保存」をクリックして、
先ほど用意したフォルダにモデルを保存します。
「保存」をクリックすると、「キャラクターノードリスト」というものが
保存されます。PMCA独自のファイル形式です。
MMDでは使えませんが、PMCAでの作業の途中を保存できます。
作業の途中で終わりたいときや、お気に入りの組み合わせを見つけたときには、
このキャラクターノードリストも保存すると良いでしょう。
MMDで読み込む
では、先ほど作ったモデルをMMDで読み込みましょう。
読み込み方は他のモデルと同じです。
もちろん、PMCAで作ったモデルは、他のMMDモデルと同じように動かせます。
ポーズを変えたり、動かしたりしてみましょう。
まとめ
- PMCAはからダウンロードできます。
- ダウンロード出来たら、展開し「run.bat」を開く
- まずは「ファイル」→「新規」をクリック
- パーツを選ぶ。手は「手01b」腕は「腕01b」を推奨。
- パーツを選べたら、「Color」をクリックし、色、デザインの変更をする
- 最後に「Info」でモデル名をつける
- モデルの保存は「ファイル」→「モデル保存」
PMCAを使えば、簡単にMMDモデルが作れます!
私のアイコンはPMCAのモデルです。
皆さんも自分やオリジナルキャラクター等のモデルを作ると面白いでしょう。
では、良きMMDライフを。